【自宅サーバ構築記録】Windowsのクライアントからサーバにアクセスする
さて、前回のCentOSのインストールはうまくいきましたでしょうか??
したらば、今回の目標は・・・
こんな感じです!
・サーバ(CentOS)に固定のIPアドレス(192.168.1.100)を設定する。
・Windowsのマシンからサーバにアクセスする。
を実現して、
以降の作業をWindowsのマシンから行えるように設定します。
(※うちのLAN内は「192.168.11.xxxじゃい!」という人は適宜読み替えてくださいましm(__)m)
CentOSの設定
※ここではまだサーバ機で直接作業します。
まずはCentOSの設定を行います。
インストールしたままの状態だと、
おそらくルーターの機能により動的にIPアドレスが付与されているかと思います。
サーバにログインしていただいて、
[root@luffy ~]$ ifconfig
を実行すると、
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 14:29:E8:6A:32:45
inet addr:192.168.1.32 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::216:d3ff:fec8:1576/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:28804 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:18199 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:23280511 (22.2 MiB) TX bytes:1658548 (1.5 MiB)
Interrupt:20 Memory:f8200000-f8220000
lo Link encap:Local Loopback
inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1
RX packets:14 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:0
RX bytes:742 (742.0 b) TX bytes:742 (742.0 b)
のような結果が表示されるかと思います。
この状態だとIPアドレスは、「192.168.11.32」に設定されています。
現状の設定だと、サーバの起動時にルータが動的にIPアドレスを割り振っているので、
サーバの起動のたびにIPアドレスが変わってしまいます。
毎回毎回起動のたびに、このIPアドレスを確認して、
WindowsマシンでそのIPアドレスを指定して、
サーバに接続する
・・・なんて手間のかかることはイヤですので、
このIPアドレスを固定してしまいます。
今回は「192.168.1.100」に固定してみます。
ネットワーク設定ファイルの編集
eth0ネットワーク設定ファイルを編集します。
[root@centos ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 DEVICE="eth0" HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx TYPE=Ethernet UUID=xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx ONBOOT=yes # ネットワーク自動起動設定を有効にする NM_CONTROLLED=yes BOOTPROTO=static # 固定IP割り当て設定を有効にする IPADDR=192.168.1.100 # サーバーのIPアドレス(例:192.168.1.100)を入力 NETMASK=255.255.255.0 # ネットマスク(例:255.255.255.0)を入力 GATEWAY=192.168.1.1 # ルーターのIPアドレス(例:192.168.1.1)を入力 DNS1=192.168.1.1 # ルーターのIPアドレス(例:192.168.1.1)を入力
のような形で修正します。
ネットワークを再起動します。
[root@centos ~]# /etc/rc.d/init.d/network restart Shutting down interface eth0: [ OK ] Shutting down loopback interface: [ OK ] Bringing up loopback interface: [ OK ] Bringing up interface eth0: [ OK ]
これでIPアドレスの設定は完了です。
再度、
[root@luffy ~]$ ifconfig
を実行してみると、
IPアドレスが「192.168.1.100」に変更されているのが確認できると思います。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:16:D3:C8:15:76
inet addr:192.168.1.100 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::216:d3ff:fec8:1576/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:28804 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:18199 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:23280511 (22.2 MiB) TX bytes:1658548 (1.5 MiB)
Interrupt:20 Memory:f8200000-f8220000
これで、起動のたびにIPアドレスが変更されることはなくなりました!!
SSHクライアントのダウンロード
※ここからはWindowsマシンで作業します。
さて、サーバのIPアドレスが固定できたので、
Windowsのマシンから接続してみましょう!
まずは、SSHのクライアントをダウンロードします。
代表的なものだと、
■PuTTY http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/
■Tera Term http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/
■Poderosa http://ja.poderosa.org/
なんかが有名かと思いますが、
今回は、PuTTYをカスタマイズして日本人向け(?)になっている、
■PuTTY ごった煮版
http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/
をダウンロードして、説明します。
(まぁまぁどれを選んでもほぼほぼ同じなのでお好みで 笑)
で、まずはPuTTYを起動。
すると、下記のような画面が出てきますので、
[ホスト名(またはIPアドレス)]に 192.168.1.100 を入力する。
[カテゴリ]→[ウィンドウ]→[変換]に進み、
[文字コードの設定]で[UTF-8]を選択する。
[カテゴリ]→[セッション]に進み、
[セッション一覧]の入力欄に [CentOS6.4](任意の文字列でOKです)を入力し、
[保存]のボタンをクリックする。
そのまま[開く]のボタンをクリックすると・・・
ログインの画面が出てきますので、
login as: root root@192.168.1.3's password: ※CentOSのインストール時に設定したパスワードを入力※
をしていただくと、
ログイン完了になります!!
できましたでしょうか??
これで、わざわざサーバ機を使わずに、
Windowsのマシンからサーバの設定ができるようになりました!
これにて、
「Windowsのクライアントからサーバにアクセスする」
は終了です!
次回以降、ずいずいとサーバの初期設定を行いたいと思います^^